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2017年6月20日火曜日

FOBやEXWとは何ですか

渉外取引でよく出てくる"FOB"とか”EXW”って、一体なんなのでしょうか。



これらは、Incoterms(インコタームズ)という、国際商業会議所(ICC)が制定した貿易取引条件とその解釈に関する国際規則のなかで定められた、リスクの分岐点・費用分担のルールとなります。

FOBというのは、Free on Boardの略称です。実は、船便のルールで、甲板(=Board)に載せるまでで、リスク・費用等の分担が変わります。たとえば雷などの不可抗力で壊れた場合、そのリスクは売主が負担し、その後の事故などは買主が負担することとなります(正確には、それまでのリスク分で保険をかけていくこととなります)

ExWというのは、Ex Workの略称です。売り主にとって、もっともリスクの低い定めで、売り主の工場で引渡しが行われ、それ以降は、すべて買主がリスクを負担しなければならないのです。(ただ、ExWの取引でも、買主が貿易手続き等を全て行えるわけではないので、事実上は売り主も協力していきます)

FOBは、船便のルールと言いましたが、ただ、実際はコンテナでの運搬が多く、それを踏まえて、リスクの移転時期など、細かい定め方があったりするのですが、詳しくはJetroのページなどを参照するとよいでしょう。


https://www.jetro.go.jp/world/qa/04C-070304.html

弁護士 杉浦智彦

2017年6月10日土曜日

PEという海外取引の悪魔の話

PEとは、パーマネントエスタブリッシュメントの略称です。

PEは、日本語だと「恒久的施設」なんて訳されますが、これは何なのかというと

「その国にPEがあったら、その国で税金かけるぞ」

ということなのです。

これ、やっかいなんです。

何がやっかいかといえば、二重に課税される可能性があるのです。

PEは、二重課税を防止するため、課税する国を決めるものなのですが、ようするにどこの国も、自国の税金を持って行かれたくないわけです。

だから、PEをできるかぎり広く解釈しようとするわけです。

こうした課税が租税条約に適合するものではない場合には、日本の外国税額控除の適用を受けることができず、二重課税が残る可能性もあります。

このあたりは、まさに弁護士やJetroの分野ですので、スキームの組み方からご相談いただくのがよいかと思います。

弁護士 杉浦智彦

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