2017年5月9日火曜日

特にチェックが必要となる契約書は?

私自身は、(理想としては)全ての契約書を弁護士がチェックすべきと考えています。
ただ、私は即日か翌日にチェック結果をお返しするのですが、あらゆる弁護士にそれが可能かと言われると難しいのも現実です。

そこで、特にチェックが必要となる契約書を判断する方法をお教えします!

わかりやすい方法は、渡された契約書に、次のどれかの条項が入っているかどうかです。
・競業禁止条項が入っている
・「催告なく解除することができる」という条項が入っている
・知的財産権の帰属が明記されている
・「一切の損害を賠償しなければならない」という条項が入っている
・当事者のどちらかだけが、秘密保持義務や暴力団排除条項

などなど・・・

これらの条項が入っているときは、通常は法律で定められているよりも契約書作成者に有利に条項が修正されていることが多いといえます。

もし、このままサインしてしまえば、あなたの事業に莫大な損失が出る可能性があります。
そうなる前に、まずは弁護士に一度見せるだけでもしてもらうとよいかと思います。

弁護士 杉浦智彦
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