2017年5月4日木曜日

神田昌典著『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』

最近、法律書と、会計系の本、マーケティングの本を読むことが多いです。週1回くらいは、そこから得た「気づき」をシェアしていきたいなと思っています。

まずは、神田昌典先生の本から。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0098U4S24/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1


神田昌典先生のなかでも、名著と言われているこの本。すごくわかりやすい語り口でマーケティングを語っています。

印象深いのは
「何でもやるのが、戦略がない企業。自社が強い分野を慎重に選択し、その分野に集中してリソース(経営資源)を投入していくのが、戦略のある企業である。」という一節。

戦略とは、順番であり、優先順位であるという。

弁護士は、「何でもできる」という立ち位置だったからこそ、分野の集中をしてこなかった。より正確にいえば、そのようなことをしなくても、弁護士というブランドだけでよかった.

しかしながら、その結果として、弁護士は、「トラブルになってから使うもの」「できれば使いたくないもの」という形で、伝家の宝刀のような取扱いがなされてしまっていたように思います。

その一方で、社労士の躍進はすごい。労務管理や補助金をフロント商品にして業務を拡大しています。

「弁護士は何でも強い。何でも出来るから高い」というマーケティングは終わりを告げた
付加価値の付け方は、「何でもできる」というところではなく、専門性に求められるべき。そのため、選択し、不要な部分を捨てていくことが大切なのだろうと。

このウェブサイトも、同じような観点で作成されています。

弁護士 杉浦智彦
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